当時は金庫なんてありませんから、売り上げは弁当箱に詰めて神棚に上げてあったのです。
それをそっくり失敬して友だちの家で開いてみると、弁当箱から札束があふれ出てきたのには、びっくりしました。
いくらなんでもこんなにはいらんわと、少しだけ取って、弁当箱ごと神棚に戻しましたが、親にはわかります。
さっそく「ちょっと来い」という父の険しい声に呼びつけられました。
「金をもって出たんだったら全部使って来い。中途半端な遊びはするな」、そういう叱り方をする父でした。
母からはいつも他の兄弟と比較されていましたし、物を壊すとまっさきにお前だろうと言われていましたから、一人反抗していました。
「なんで、あんたそんなに不細工なんや、目の下のくま 治療
すればお母さんに似たらべっぴんやのに」「鼻は低いし目は細いし、いいとこ何もないなあ」、そう言う母の言葉に傷つきもしました。
小学生の私が「靴を買って」と言ったときでも、すぐにお金はくれません。